POについてまとめてみました

さて、優待銘柄であるデリカフーズや日本プラストがPOを実施します。
そこで、POについて、まとめてみました。
わたしは、どうも難しくってPO参加は滅多にしないのですが、
今年は少し参加しようかな、と思いまして、おさらいです。

私がPOの重要だと思うポイントをまとめてみました。


★POとは?

上場している企業が、新たに株を発行して資金を調達することです。
これを「公募」といいます。
この「公募」の株は新しく発行されるので、すでに発行されている株の1株あたりの価値が薄くなります。
これを「希薄化」と言います。

会社が保有するなどしている発行済みの株の「売出」も同時に行うことも合わせて「PO」と略します。


★希薄化とは?

例えば、100万株発行している会社の1株当たりの利益が100円だとします。
公募でさらに100万株発行したとしたら。。。合計200万株発行となります。

でも、会社の利益は株を発行したところで変わりませんから、1株当たりの利益は減って半分の50円になります。
1株当たりの価値が下がります。これが「希薄化」です。


★ならPOって既存株主にとってはダメじゃない!?

持っていた株の価値が下げられてしまいますので、既存株主にとっては面白くないです。
希薄化を考えると、短期的にPO発表後の株価は下がる傾向にあります。
ただ、いろいろと注目を集めますので資金流入の可能性もありますし、
今後の成長性や株の流動性を考えると、必ずしも悪い、とは判断しないようです。

また、PO発表によって下落した場合は買い増しのチャンスととらえることもできます。


★POの流れ

1)PO実施発表
2)数日後、ブックビルディング開始(ディスカウント率を提示)
3)ブックビル期間中に価格決定し募集終了、抽選
4)当選者の購入申し込み期間
5)購入申込み終了
6)数日経過(配分後もすぐに売却できません)
7)新株発行日から通常取引可能


いくつかポイントを挙げてみました。


★値段じゃなく、ディスカウント率でブック!

価格は募集終了時の価格によって、そこから○%OFF!となります。
○%OFF、よりも高い値段(低い割引率)でBBしていた方に抽選の権利が与えられることになります。

なお、募集終了は期間中突然やってくるので、BBするつもりの銘柄は必ず初日に申込みを行いましょう。


★決定価格より市場の価格が下がったら、誰も買わないよ?

公募価格が決まり、当選者が発表されます。
その翌日、当選者は購入申し込みをするわけですが。。。
購入申し込みを迷っている間にも、普通に株式は売買されます。
そして、そこで現在の売買価格が公募価格を下回ってしまうと、買ったとたんに含み損確定ですから誰も買いません。

そうならないように、法律的に価格操作が認められています。
これを「安定操作」といいます。

抽選後、当選者の申込期間(通常2日間くらい?)は、
公に、その価格を維持するように買い支えることが認められています。
4)の当選者の購入申し込み期間に安定操作が行われることになります。

ちなみに、この安定操作は必ず届け出ることになっていますので、どの程度買い支えが行われたかは知ることができます。


★購入後も株価は動くのに売れない

IPOは上場日までその株が取り引きされることはなく、初値形成時から売ることができます。
一方、POの場合、購入価格は決まっているのに、売買可能日まで売れません。

購入申し込み後に株価が急落しようが急騰しようが、その株は売れないということです。
公募価格より上で推移すれば売れなくてもへっちゃらですが…
公募価格を割って推移するようだと、胃が痛い毎日が続くことになります。

貸借銘柄なら、信用売りしておけば安心、という手もありますが、そのあたりはルールがありますので注意です。


★公募に応募する人は…PO発表から価格決定まで信用売りしてはいけない

厳密には

信用売り→公募申し込み、配分→配分された公募株で現渡

これが禁止されてるんだと思います。
でも、SBIや楽天では抽選時に売りポジションを持っている人は抽選外となるなどの対応がとられていますので
実質は信用売りしている人は抽選に参加できないことになります。


法律的には、価格決定後なら空売りして現渡してもいいそうですが、
いくら配分されるかなどは抽選後じゃないとわかりません。
また、制度信用で空売りする場合には逆日歩にも注意する必要があります。


SBI証券に分かりやすい解説があります。
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/stock_16.html

金融庁のHPからの引用は以下の通りです。
「何人も、増資公表後、新株等の発行価格決定までの間に空売りを行った場合には、当該増資に応じて取得した新株等により空売りに係る借入れポジションの解消を行ってはならず、これに違反した場合には処罰されることとなりました。」
http://www.fsa.go.jp/news/23/syouken/20111201-1.html



なお、空売りに関しては、応募する証券会社じゃない他の証券会社を使えばいいんじゃない?とか
いろいろあるみたいですけど。。。そこは良くわかりませんので触れません!!



★安定操作など不自然な需給バランスの崩れを生む

まず、株数が多くなるので流動性が増します。
また、買い支えが行われると、そこで需給バランスが崩れます。

買い支えにわざと売りをぶつけてくるような、不自然な出来高を形成する銘柄もあります。

このあたりが不安定な株価の動きを形成する原因となりえますので、要注意です。


★じゃあ、結局POって儲かるの?

ディスカウントで買えるの点は買い手が有利だといえます。
ただ、希薄化などを考えた時、今後の成長性や短期的な需給の面から、株価の予測は難しい場合も。
これが、あんこがPO参加をあまりしない理由です。

個人的には

・貸借銘柄で短期的に売りポジションが増加していること
→短期的に価格下落を狙っての売りポジション増加と思いますので、短期的に買い戻す動きがあるかも。

・公募数に対して毎日の出来高がそこそこあること
→最初から流動性が少なすぎると、公募分でかなり需給バランスが崩れる恐れあり。

・PO発表後に株価急騰などの現象が起きていないこと
→流動性とも関連しますが、増資発表後に反対に急騰した銘柄は要注意。
 ただ、東証一部鞍替えなどのおまけつきPOの場合もあるので、その辺はケースバイケース。
 理論的には希薄化分株価は下がるはず。
 でも、だいたいが希薄化分よりは下がらない印象もありますので、そのへんはよく観察です。


このあたりをクリアしていれば、比較的安全で、まあまあ位の値段で購入でき、
まあまあくらいの値段で売れるんじゃないかなと思っていますけど…。どうなんでしょうかねえ。


間違っていたら、ご指摘お願いします~。

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コメント

立会外分売はSBIや松井の手数料が0~300円位でほとんど済むのに対し、POはSMBCやみずほなどの大手で手数料が千円~数千円かかるイメージがあります。この為私はPOをやった事がありません。
No title
百日紅さん、コメントありがとうございます。
大手さんは、けっこう売る時の手数料がばかにならないですよね。SMBC日興なら、価格決定後に信用売り⇒現渡という手もあると思いますけど。。。逆日歩がひどいときもありますし、なかなか難しそうです。

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